2013年1月31日 (木曜日)

TR-751 TR-851 のランプ交換

TR-751の液晶の裏のランプ交換の方法について質問のコメントを頂きました。

手順を書いてみます。

1.樹脂製のフロントパネルを外す。

ツマミを全部外して、メインダイヤルのナットとパネルの両サイドの4本の黒いネジをを外す。

樹脂製のフロントパネルが外れます。

ココまでは問題ないと思います。

2.フロントパネルアッセンブリーを前に倒す。

両サイドの4本のネジの内上側のネジを外し、下側のネジは緩めてフロントパネルアッセンブリーを手前に引いて前に倒す。

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3.コネクターを2個所抜く。

下の写真の黄色矢印のコネクターを2か所抜く。

4.ネジ3個を外す。

下の写真の赤矢印のネジ3本を外す。

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5.液晶パネルが実装されている基板を前方に引き出す。

メーターへの配線が引っかからないように、フラットケーブルの配線を切らないようにプリント基板を前方に引き出すとランプの半田付け部にアクセスが可能です。

赤丸部が2個の麦球です。

基板の座を傷めないよう手早く半田を吸い取って切れてしまった麦球を外し、新しい麦球と交換します。

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2012年7月20日 (金曜日)

ただ今、レストア作業中 TR-751 #c とTR-9300 #2

現在作業中のTR-751とTR-9300です。

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先日完了したTR-9300 #1とは別のもう一台です。これも大きな問題は無さそうで調整だけで完了しそうな感じです。分解洗浄は完了していて各部の調整中です。

PLLの調整はOKです。PLLのつなぎ目で不連続があり、50.9999から51.0000に変化した時に逆に周波数が下がってました。これも調整でほぼ100Hzの変化になりました。

 

TR-751の方はRF GAINとRITのボリュームがダメでした。先日書いたとおりバラして修理しましたが、その前に手持ちの正常品と交換して修理品をストックすることにしました。

操作系がイマイチおかしな動作をしていました。とりあえずRESETして概ねOKかと思ったら、MODEがAUTOの時に145.00から周波数を下げるとUSBになってしまいます。

AUTOの時は144.100から144.600までがUSBで144.60から145.80までがFMになるはずです。RESETしても直りません。海外仕様の状態になっているのかと思いましたが、北米仕様やヨーロッパ仕様とも違うようです。

CONTユニットのダイオードの実装状況を他のTR-751と比較してみるとD9にダイオードが余分に改造実装されています。北米仕様やヨーロッパ仕様にもD9の実装は有りません。

取り外してみたところ正常に動作するようになりました。結局何のための改造だったのか解明できないままオリジナルに戻しました。受信の拡張はされていたのでそれはそのままにしておきました。バンド外の送信改造はされていませんでした。

 

過去に何台かオークションで落札した物にバンド外送信改造されているものがありました。即刻オリジナルに戻していますが、オフバンドでの送信は電波法に違反します。アマチュア用の無線機は業務用には許可になりませんし、無免許あるいはアマチュアの免許があってあえてバンド外で交信するのか?送信可能な改造をする合理的な理由はありません。

2012年7月18日 (水曜日)

TR-751 TR-851 のボリューム修理

以前にもTR-751のレストアで記事を書きましたが、TR-751、TR-851のボリューム不良は定番の故障です。

かなりの確率で中古機の AF GAIN、SQUELCH、RF GAIN、RITのボリュームが壊れています。ひどいものは音がまったく出なかったりします。ガリがあるのはあたりまえのような感じがします。

根本的にはボリュームを交換することが修理の方法ですが、アルプス製の特殊なVRで同じ仕様の物は有りません。KENWOODにも既に保守部品は無いようでKENWOODに修理に出しても「部品なし・修理不能」のようです。代替え品も見つかりませんでした。

昨日届いたTR-751もRF GAINとRITがまったくダメです。そこはアマチュア・・・・・・ボリュームをバラして修理することになります。AF GAINとSQUELCHのVRは交換した形跡があります。まだKENWOODに部品が有った時に修理してもらったようです。

 

1.無線機本体からVRを実装しているSUB基板を外します。

 

2.SUB基板からVRを外します。

ココが一番難しくて、また慎重に作業しないと抵抗体の脚にストレスがかかってこわしてしましまいます。半田吸い取り機で半田を吸い取って外すのが一番簡単です。半田吸い取り線やスッポンで取るのはかなり大変です。

 

3.2本のピンをやすりで削ってバラします。

バラす前に組み立て時のことを考えて油性マジックでマークを書いておくと間違えません。

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4.可動ブラシがプラスティックの台から剥離しているので、これを元の位置に戻してにエポキシ系の接着剤を爪楊枝を使って塗布して固定します。

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ブラシが台から浮き上がっているのが分かると思います。

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接着剤で固定しています。細かい作業なので大変・・・・・。

 

5.抵抗体の表面を接点洗浄剤を綿棒に着けて清掃します。

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綿棒が真っ黒になります。

 

6.接着剤が十分に固まったら元通りに組み立てます。

このときの注意・・・・軸の挿入角度に注意です。間違えるとツマミの方向が180度反対になります。

 

7.最後にピンで固定します。

削って外したピンは再利用不可能です。ゼムクリップをまっすぐにのばした物が太さがピッタリでした。

 

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このボリュームの修理はかなり慣れが必要です。私は何個か壊してしまい、そのために修理不能のTR-751が数台あります。何とか新品が手に入ると良いのですが・・・・。

2011年10月 5日 (水曜日)

TR-751 #2 レストア その2(完結編)

2.修理・調整

「CALL」と「RIT」のスイッチのチャタリングは洗浄剤の塗布で解消できました。タクトスイッチだったら交換するのですが、特殊な押しボタンスイッチで代わりの物がありません。

他には不具合個所もなく送信出力は18WはあまりにもM57713には酷なので14Wまで落としました。

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受信部もIFTを若干調整とSメーターの調整をして終了。

感度測定をしてみると0.12μVの信号でS/N 10dB以上ありましたので大変優秀です。

FMの受信も問題なし。簡単に終了してしましました。

 

3.VS-1実装

オプションの音声合成ユニットVS-1を実装しました。

元はTS-811に実装されていたのですが、モービル利用の機会がこちらの方が多いであろうことからこちらに移植しました。

「VOICE」のスイッチを押すと「イチ」「ヨン」「ゴ」「ゼロ」「ゼロ」「ゼロ」としゃべります。モービルの時は便利かも??

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4.仕上げ

トップカバーとボトムカバーも一旦スピーカーを取り外して洗浄完了。大変きれいになりました。

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この傷は残念ながら修復の手段がありません。

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2011年9月29日 (木曜日)

TR-751 #2 レストア その1

TR-751 10W機を入手しました。

オークションの商品説明は

・通電し送受信は問題ない事を確認。

・すべての機能はチェック出来ていない。

・AFボリュームに少しガリが入るのを確認。

・受信感度等の経年劣化はあるかもしれない。

・使用感や擦り傷はあり。

品物が到着して私なりのチェックです。

【外観】

・概ねきれいです。フロントパネルも清掃してあるのか埃も少ない。

・リアパネルもきれいです。アンテナコネクターは若干クスミあり。長期間アンテナは接続されずに保管されていた感じです。

・トップカバー、ボトムカバーには小さいですが傷が数か所あり。

・一番残念な傷はフロントパネル上部の傷。(修復不可能?)

【機能】

・送信出力18Wで問題なし。というより出すぎな感じ。

・受信感度 -10dBμVの信号が十分受信できるので問題なさそう。

・「CALL」と「RIT」のスイッチが反応が鈍いあるいは2度押し状態になる。

・AF GAINのVRにガリあり。他のVRは健全でこの機種に多いVRの破損は無さそう。

 

1.清掃洗浄

1ステップの分解清掃と洗浄を完了。元々きれいだったので写真では分かりません。

下の写真は清掃後に撮影しています。アンテナコネクターもマイクコネクターも光を取り戻しています。

カバーのネジを新品に交換したいのですが、セルフタッピングのバインドネジでしかも色が黒です。これは持っていません。買うとバラ売りが無く1000本単位の購入になるのであきらめます。1000本も買ったら何台レストアすることに???

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800_img_4240 この傷は修復不可能でしょう

2011年8月26日 (金曜日)

TR-751 #1 レストア その4(追加)

6.受信周波数拡張

受信周波数の拡張について確認を忘れてました。

確認してみると大変広い範囲でPLLはロックしているようです。140.00MHz~159.98MHzでロックしているようです。(本当にロックしているのかは未確認です。周波数表示がこのように出ます。)

感度を確認すると0dBμVの無変調信号でスケルチがオープンするのは142.00MHzあたりから148.00MHzあたりまでです。感度のピークがアマチュアバンドに設定されているのは当然です。BPFを調整すればもう少し広くなるかもしれませんが、アマチュア無線機としての性能は落ちるでしょう。

周波数表示が上2ケタが無いので大変紛らわしいです。150MHz台の拡張って必要ないような気がします。

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2011年8月25日 (木曜日)

TR-751 #1 レストア その3(完結編)

4.受信感度確認

よくTR-751は「感度が良い」と聞きます。私は今回初めてTR-751を触るのですが、感度を測定してみて納得しました。当初Sメーターの振れが景気よく振れるので「感度が良い」と誤解されているだけかと思っていましたが、噂だけではありませんでした。

SSBモードで0.11μVでS/Nが10dBです。今までレストアしてきたTS-780のどれよりも感度が良いです。ちょっとビックリ!

仕様では0.13μVでS/N 10dB以上です。0.13μVの信号で測定するとS/N 13dBありました。

800_img_3883 0.13μVの信号ON

800_img_3884 0.13μVの信号OFF

 

5.送信確認

送信出力を13Wに調整しました。周波数ズレも問題なさそう。

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RITのボリューム修理は大変でしたが、半田付け不良以外には不良個所もなく比較的順調にレストア完了できました。

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2011年8月24日 (水曜日)

TR-751 #1 レストア その2

2.PLL部修理調整

どうも症状から見てPLL部の故障が濃厚なのでPLLの出力をオシロで見ながらあちこち突いてみると良くなったり、出力が止まったり、周波数がすっ飛んだり・・・・。

どこかでルーズコンタクトが出ています。基板を調整ドライバーの先で突いているとVCXO付近で一番顕著に症状が出るので基板を外してひっくり返して目視確認してみると・・・・。

見つけました。VCXOの水晶発振子のリード線の半田付け部分に見事なクラックがありました。リード線も妙に長いまま半田付けされています。水晶発振子を指でゆすってみるとリード線が動くのが半田面から分かるほどクラックができています。

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一旦半田を吸い取ってリード線を切断し、新たに半田付けをし直して修正するとすべての症状が解消しました。

概ね送信も受信もFM/SSB共に動作はOKになってしまいました。

PLLの再調整してPLL部の修理完了です。

 

3.RIT不良

TR-751,TR-851の定番故障だそうですがボリュームの不良です。これはネット上にもたくさん修理事例がアップされています。

AF GAIN、RF GAIN、SQULCHが問題なかったのでラッキーかなと思いきやRITが働きません。

取り外してVRを分解してみるとブラシが回転体から剥離して脱落していました。

エポキシ系の接着剤で固定して再組み立て完了。グラブのような大きな手とペンチのような太い指で老眼の目にはこの修理はかなり酷です。ピンセットと拡大鏡必須の作業です。

600_img_3868 回転体(白色の部品)からブラシが剥離

600_img_3869_3 エポキシ系接着剤で固定

600_img_3870 組み立て完了

 


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TR-751 #1 レストア その1

TS-780 #d があまりにも大苦戦になってしまって、ちょっと休戦です。

TR-751をオークションで入手したのでそちらに少々寄り道をします。オークションの説明では

「受信は問題なし。送信は電波が出たり出なくなったりする。パワーが半分5Wに落ちている。SSB送信で変調が聞き取れない。」

でした。まずは状態確認から

【外観】

傷も少なく、汚れも少ない。もちろん凹みなどもなく概ねきれいな無線機です。トップカバーに1か所塗装傷があり、アルミの地肌が見えています。

 

【機能】

機嫌が良ければパワーは10W以上出ているが、他の受信機で信号を受信するとパワー計が振れているにも関わらず突然信号が聞こえなくなります。カウンターで周波数を確認するととんでもないところにすっ飛んでいます。叩くと戻ったり・・・・。

SSBは説明通りまったく内容が確認できないほど周波数が変動している。

受信もまったく同様で、説明の「受信は問題なし」は事実ではありませんでした。

感度などは動作が不安定で分かりません。

 

1.清掃・洗浄

いつもの手順で清掃と洗浄からスタートします。

外観はきれいだったので清掃は簡単でした。内部もまったく汚れは無くきれいなものです。

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